「月刊住宅ジャーナル」2020年4月号 NEW!!
今こそ語る「制震」の正論
制震の正しいあり方を理解する【第2回】
「制震の定義に基づいた正しい制震装置とは?」
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前回の第1回では、油圧系ダンパーの制震装置のパイオニアである㈱プロジット(横浜市)の太田吉隆氏より、『制震』とは何かについての定義が示された。
「『制震』とは、地震の加速度を下げることである」
地震の力(地震力)は、「建物の重量×地震の加速度」で決まる。『制震』によって地震の加速度を減らすことができれば、地震力が減る。
ところが実際にはこうした定義とは異なる〝制震装置〟の方が、市場で普及している。一般的に見られるのは、ゴム素材を用いた〝制震装置〟である。太田氏は、ゴム系の〝制震装置〟について次のように語る。
「ゴムを使ったダンパーは、ゴムが引っ張られると戻るという『耐力』を利用しています。多少は『制震』もあるのでしょうが、むしろ耐力装置に近いのではないでしょうか。耐力をとるためであれば、わざわざ高額な制震装置を使う必要はなく、もっと安価に入手できる構造用合板を用いる方が合理的です」
(続きは4月号を参照)
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「インフィル・テクノロジー」2020年2月号 NEW!!
群馬建具組合連合会 令和2年新年会を開催
技術力を結集し、組織を発展
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群馬県建具組合連合会(森田健夫会長)は2月1日、群馬県渋川市の如心の里ひびき野にて令和2年の新年会を開催した。
新年会は新井唯夫副会長の司会で進行。主催者を代表して森田会長が挨拶。「昨年、組合は職業能力開発の活動が認められ、厚生労働大臣表彰を受けた。昨年は組合主催の展示会『群馬県新作建具・木製品展示会』を
県庁で開催し、優秀作品を全国建具・愛知大会に7点出品したところ、7点とも入賞した。これも組合員の技能に対する努力と研鑚の結果と言える。元号が平成から令和に切り替わり、昨年は大型台風の上陸などがあったが、
総じて平和な1年だった。今年に入り、アメリカとイランの衝突、アメリカと中国の貿易問題、そして世界に広がるコロナウイルスの問題などが発生し、今年1年が想像できない状況となっている。組合には縁あって同業者が集っ
ている。このような時だからこそ、皆さんが持っている力を集め、この難局を乗り切っていければと思う。今年度の補正予算で中小企業の設備投資に助成金が出される。こうした情報を集めて活用すれば皆さんの事業に役立つ
。皆さんの協力を得ながら役立つ組合を目指していく」と、不透明な社会状況の中、有益な情報を取り入れつつ同業者間の連携強化を主張。また、群馬の組合員の高い技術力を結集し、組合として発展していく方針を語った。
(続きは2月号を参照)
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「プレカットユーザー」vol.39 NEW!!
C L T をはじめとした木質建材の魅力や可能性をPR
CLTセミナー&実例見学バスツアーを開催
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CLT を活用した地方創生の取組について、同志の自治体間で連携を深め、その取組をより大きな流れとしていくため、2019 年8月に設立されたCLT
で地方創生を実現する首長連合(設立発起人:尾﨑正直高知県知事、太 田昇真庭市長)では、「CLT PARK HARUMI」が2019 年12 月に開業したことを記念して、CLT
をはじめとした木質建材の魅力や可能性を感じてもらうためのセミナーと実例見学バスツアーを2月18 日に開催。当日は多くの関 係者を集め、先着150
名の会場は満席となった。
オリンピックの象徴は鉄筋・鉄骨から木造へ
実例見学バスツアーに先立って行われたCLT セミナーでは、まず最初にCLT で地方創生を実現する首長連合共同代表の太田昇真庭市長が登壇し「前回のオリンピックでは鉄筋・鉄骨による高層建築が象徴的でしたが、今
回のオリンピックでは新国立競技場や有明体操競技場に代表されるような木材の文化をアピールする木造に注目が集まっており、建築物の文明史的な流れが変わりつつあると実感しております」と挨拶を述べた。続いて行わ
れた講演では、(一社)日本CLT 協会の中島浩一郎会長による「ヨーロッパのCLT 最新情報」、大屋根に国産CLT を使用した大東建託㈱の賃貸住宅未来展示場「ROOFLAG(ルーフラッグ)」で設計を手がけた㈱マウントフジアーキテクツスタジオの原田真宏氏による「新しい木の建築」、同じく壁・天井にヒノキ・スギのハイブリットCLT
を使用した新豊洲の「Brillia ランニングスタジアム」を設計したE.P.A 環境変換装置建築研究所の武松幸治氏による「環境変換装置としての木造」の講演が行われた。
(続きは39号を参照)
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