「月刊住宅ジャーナル」2021年1月号 NEW!!
木構造
業界初のwallstat直結インターフェイス
プレカットCADで直接作成
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木造住宅のプレカットCAD / CAM大手のネットイーグル㈱(福岡県福岡市、祖父江久好社長)は、金物工法推進協議会(東京都中央区、前田嘉孝会長)の要請を受け、プレカットCAD
とwallstat( ウォールスタット)とを直結するインターフェイスを開発、同社のププレカットCADで入力した在来工法および金物工法データをwallstatに直接渡せるようにした。wallstatと直結連動するプレカットCADは業界初となる。
従来はCEDXM(シーデクセマ)を使って連動させる方法があった。しかし、CEDXMデータを使ってwallstatで読み込む場合、仕口継手等の接合部が全て同一の強度データとして受け渡される(つまり個別の強度が反映されない)ため、在来工法も金物工法も同じ耐震シミュレーションとなってしまい、金物工法の普及を推進する金物工法推進協議会にとっては由々しき(重大な)問題となっていた。
金物工法推進協議会は耐震性能見える化協会のサポート会員でもあり、この問題を何としても解決したいという意向から同協議会の会員であるネットイーグル㈱へ要請がなされ開発がスタートした。
(続きは1月号を参照)
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「インフィル・テクノロジー」2020年11月号NEW!!
栄誉
秋の叙勲・褒章
澤野井氏に瑞宝単光章
遠藤氏らが黄綬褒章を受章
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政府は11月3日、令和2年の秋の叙勲・褒章の受章者を発表。木工業界からは京仏具製造の澤野井正晴氏が瑞宝単光章、建具製作の遠藤清氏、木型製作の大塚乙彦氏、木地師の佐々木米蔵氏が黄綬褒章を受章。
受章者の経歴は次の通り。
■瑞宝単光章
澤野井正晴氏(京仏具製造)
京都府京都市下京区・㈲箔沌房 代表取締役・71歳
多年にわたり京仏具の製造に精勤。金箔、銀箔他、様々な箔押の施工技術に高度な技能を発揮。一点物から規格製品まで木製品、金属製品に箔押施工が可能。京都府匠会会員。 伝統工芸士の認定を受けている。
■黄綬褒章
遠藤清氏(木製建具製造) 福島県郡山市・藤木工所代表・80歳
多年にわたり木製建具製作に従事。伝統ある「組子細工」の製作、特に「三ツ組手亀甲」の技能に卓越し、優れたデザイン性と技能により、全国建具展示会などで13度の受賞を果たしている。令和元年に卓越技能者を受賞。
大塚乙彦氏
愛知県名古屋市西区・大塚木型製作所代表・74歳
鋳造木型、加工治具、各種木製品の製造に卓越した技能を発揮。厚生労働省のものづくりマイスターに認定。
佐々木米蔵氏
岩手県九戸郡洋野町・佐々木工芸代表・73歳
木地師として多年にわたり職務に精勤。岩手の伝統産業である浄法寺塗りの漆器製作を支えてきた。平成29年に卓越技能士を受賞。地元に開設された「大野木工クラフトマン養成塾」の指導員を務める。
(続きは11月号を参照) |
「プレカットユーザー」2020年11月 Vol. 43
NEW!!
地域に密着した対応力と高精度な加工品質を強化
横架材と柱材の兼用機で生産の合理化を実現
㈱ハルキ
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北海道の道央エリア、道南エリアを中心に製材・集成材製造・プレカット加工販売を手がける㈱ハルキ(北海道茅部郡、春木真一社長)では、本社プレカット工場の横架材加工ラインを今年の2月に横架材・柱材兼用ラインへと更新し生産を合理化。翌3月から本格稼働を開始した。
同社は1960 年に森川町で春木製材所として創業、1985 年に現在の所在地に移転、1989 年に前身となる㈲春木製材所が設立された。プレカット工場が新設されたのは1996 年で、当時は新設住宅着工戸数が160万戸台を越え、全国で大型のプレカット工場が数を増やしつつある時期だった。
2000 年の組織変更から現在の㈱ハルキとなり、その後は、2007 年のプレカット第2工場新設を皮切りに、2010 年に新製材工場、2013 年に道南スギを使った内装・外装材の加工工場、2017 年に第3製材工場と、生産設備の数を増やし、着実に事業規模を拡大させていった。
2019 年にはプレカット工場の建て増しを行い大断面加工機を設置。現在はプレカット第1工場を羽柄材の加工に特化させ、それ以外の加工は第2工場(現在のプレカット工場)に集約している。同社では工場スペースが限られているなかで、作業動線を工夫しながら、更新した兼用ラインを最大限に活用することで生産の合理化を実現させている。
【詳細はプレカットユーザーvol.43参照】
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